2009年3月アーカイブ



静岡市の放射線 2009年3月31日23時44分 曇り


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静岡市の放射線 2009年3月31日2時39分 晴れ


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世界全体で、実態経済のマネーが7000兆円、投機マネーゲームのマネーが70000兆円(7京円)あるそうですね。10倍です。


そこに金融危機が来て、マネーゲームの方があやしくなった。借金を返さずに倒産してしまう会社が、いっぱい出そうになっている。ババ抜きみたいに、売り買いの2枚をそろえて手持ちの札を減らして、早く逃げ出そうという人が多くなっている。


マネーゲームから逃げ出したマネーで、実体経済の商品を買うすると、10倍のマネーが流れ込むので、物価が約10倍になるというのは妥当です。ただし、上下に変動してから後のはずなので、時期は分かりません。


多分Wikipediaに書いてある「信用インフレ」というのに当てはまると思います。預かったマネーを又貸しすることで、マネーの流通量が増えるというわけです。



また、ちなみに国債を中央銀行で買うことによるインフレは「財政インフレ」ですね。インフレにも種類がありますが、極端なもので無ければいいです。



松浦彰夫 拝



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静岡市の放射線 2009年3月29日23時58分 晴れ


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「当事者意識」というアイデアがあります。人は当事者意識を持たず、他人事だと思っていることに対しては、本来の力を発揮できない、または何もしようとしないもののようです。


よくいえば、「他人様の領域に踏み込む」ことを遠慮してしまう。だから中途半端な対応しかできない。当事者意識が無いとどうなるかというと、当たり障りのないことしかできないので、良くも悪くもない中途半端な結果になります。



中途半端で良いのか?


関わらない方が良いものはありますし、余計なことをして物事を悪化させるということもあります。だから中途半端に関わるだけで良いと考えてしまう。しかし本当にそうなのか?大事なものなら、悪化させず、良いものにするために、ふところに飛び込み、もっと深く関わるという方法もあります。大事なものを守るためには近くに居た方が良い。こちらの方法の方が確実なはずです。そういう決意が「当事者意識」の本質だと思います。



さて、あなたの守りたいものは何でしょうか?


私は自分の人間らしい生活を守りたいです。人として納得できる生涯を送りたい。人間は社会的な存在ですから、自分の存在は他人の存在があって成り立ちます。だから自分が良ければいいのではなく、他人の人生も尊重したいです。とりわけ、自分に良い影響を与えてくれる人を尊重したいです。



現在だけでなく、未来も大事です。


未来に悪いことが起こりそうなら、それを変えてしまいたい。やられっぱなしは納得がいかないので、なんとかして影響力を持ちたい。私がブログを書いたり、秋月に参加しているのは、そういう訳です。


あなたはどう思いますか?



松浦彰夫 拝



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静岡市の放射線 2009年3月28日7時11分 晴れ


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化粧する脳 (集英社新書 486G)

化粧する脳 (集英社新書 486G)





「化粧」から人類の脳と進化を論じた本です。ミラーニューロン、天岩戸と鏡の話も載っています。コミュニケーションスキルについて示唆に富む本です。



人類は社会的な存在であるので、コミュニケーションが大事。コミュニケーションは顔を見てするのが大事。顔を良くするために「化粧」をする。つまり、「化粧」はコミュニケーションを円滑にする機能があり、社会的な存在である人類の役に立つものだということになります。



論理能力と共感能力


まず、脳の機能として、論理的にシステムを構築する能力と、共感によってコミュニケーションをする能力がある。そして、論理が強い人は共感が弱く、共感が強い人は論理に弱い。男性は論理が強い人が多く、女性は共感が強い人が多い。



「化粧」はこのコミュニケーションの方を伸ばす手段となります。コミュニケーションの弱い男性でも、「化粧」を理解することで、コミュニケーションを強化することができるかもしれません。



顔に化粧をするのは脳に化粧をすること


脳で考えたことは顔に表れる。顔はそんなに大事なのに、人と向き合っているときに自分の顔を見ることはできない。よくよく考えると怖いことである。鏡を見て化粧をするのは、人に自分をどう表現するかの修行でもある。だから、化粧をすればするほどコミュニケーションが得意になっていく。そのせいか、化粧をする時に脳を測定すると、「化粧をするのは楽しいことだ」ということも分かったそうです。



化粧とは具体的に何をしているかというと、「見せるべきものをはっきり見せ、見せたくないものを目立たなくすること」だそうです。



人間の脳がいちばん喜びを感じるのは、他人とのコミュニケーションだということはよく知られている。とくに目と目が合うことはいちばん嬉しいことだ。化粧でもアイメイクが重要視されるのは、このためだ。アイラインをくっきりと引いて、アイシャドウでメリハリを付け、マスカラで睫毛を強調する。そんなメイクの一つひとつに、他人とのコミュニケーションでは大きな意味があるのだ。


目が合えば「あ、わたしはこの人に注意を向けられている」「関心を持たれている」「心にかけてもらっている」と感じ、脳が喜ぶ。このアイコンタクトは、コミュニケーションの基本である。


[化粧する脳 42-43P]




顔の美


さまざまな顔を合成して平均顔を作ると十分に魅力的な顔になるそうです。平均顔のいいところは、親しみやすいのと、感情表現が読み取りやすいこと。俳優に美男美女が多いというのは、美男美女=平均顔は感情が分かりやすく表現されているという合理的根拠がある。美人かどうかは、物理的造形より、コミュニケーションのとりやすさに重点がおかれている。



秘密を抱く女性は美しい


化粧は隠す所は隠し、表情に反映しやすい目元や口元はアピールする。「隠す/見せる」のコントラストが顔の美しさを生む。


そして、世の女性は「女」と「おばさん」に分かれている。「隠す」のが上手い女性が「女」で、おばさんは「隠す/見せる」のコントラストが無い。顔の問題ではなく、言動の問題である。時も場所も相手も選ばず、何事も包み隠すことをしなくなってしまう。「無意識の垂れ流し」と筆者は名付けている。


大勢の人がいる部屋で暑い場合、「おばさん」は「あー、暑いわね、暑い。クーラーが壊れているのかしら。喉乾くわよね。窓、開けたほうがいいかしらね。」と垂れ流すので、同席者にとってはノイズになってしまう。「女」は思ったことのすべてを口にしない。「この部屋、暑いですね」と一言言ったとたん、周りの男たちはそわそわしはじめる。「何か冷たい飲み物を持ってこようか?」「窓、開けようか?」。それとも、彼女はどこか外の涼しいところに自分と一緒に行きたがっているのかもしれない。男は「暑いですね」の一言の真意を探ろうと、必死になってしまう。隠された言葉に駆り立てられる。


自分の言動を選択し洗練させることで、「女」は男性を惹きつける。化粧を同じである。言動も隠すところは隠し、見せるところは見せる。このコントラストを作れるだけでずっと美しくなれる。



男性は隠すのが苦手で、特に女性は男性の秘密に鼻が利く。男性はどうすべきかというと、本来なら隠しておきたいような自分のいちばんの弱点や欠点を、人前でユーモアを交えて語ること。コンプレックスを人前で隠そうとするほど、周囲は腫れ物に触るようになり、その場の空気は張りつめる。ところが、自分の欠点をみずからユーモアを交えて語れれば、緊迫した空気は一気に和み、お互いの距離も縮まる。


自分を客観的に見ることができる知性「メタ認知能力」があるため、女性から「大人の男」として好感を得ることができる。



無意識の意識化


「自分自身から解放される」ことがメタ認知であり、自分以外の視点に立って自身を見つめること。自分自身を再発見することが創造性につながる。母国語でなく外国語で表現することもメタ認知の一つ。人間の脳にとっていままで気付かなかったことに目を開かされることは喜びである。ホームグラウンドだけで戦っても手の内は知れている。究極のメタ認知はアウェイ戦であり、まったく気心の知れない他者に自分を対応させることによって、いままで気がつかなかった新たな自分の姿や能力を発見することもある。



無私を得る鏡


個性とは他者との関係において共通の基盤が築かれていなければ、磨くことはできない。個性は「出発点」にすぎず、個性から出発して「普遍」に至ろうと努力するのが大切であり、芸術となる。究極のメタ認知は「無私」である状態のことかもしれない。他者との折衝のうちに磨きあげられ、個を克服して普遍にいたったときに、心の鏡は完成する。


無私は、「ナチュラルメイク」のようなもの。何も加えられていないようで素の顔に見えるが、実際は鏡を見て気を配り、化粧されている。もっとも理想的なメタ認知のあり方が「ナチュラルメイク」。言葉でも無駄が無く、聴くものの心にストンと落ちるものがいい。



感想


私、松浦彰夫なのですが、趣味としてコスプレをすることがあって、これも化粧みたいなものです。よそおうことにこんな意味があると研究されている方が居て、感慨深いです。見られることを意識することは脳のためにも良いことだったのですね。



松浦彰夫 拝



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静岡市の放射線 2009年3月26日1時11分 晴れ


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静岡市の放射線 2009年3月25日0時52分 晴れ




経済学の意義というのは、「有限な資源をどう有効利用するか」だと思います。経済学の定義からして、そうなっています。



経済学 - Wikipedia


経済学(けいざいがく)とは、この世において有限な資源から、いかに価値を生産し分配していくかを研究する学問のことである。総じて社会全般の経済活動が研究の対象である。


(略)


経済学の最も古い定義は、アダム・スミスの『諸国民の富の性質と原因の研究』によるものである。



政治家や議員にとっての科学分野と看做されている経済学は、2つのちがったものを提示する。一つは、人々に豊富な利益ないしは製品を供給し、更には利益や必需品がキチンと人々に益を齎すようにする方法を。あと一つは、そうした収益を国ないしは社会にサービスとして提供し、結果として人々と統治者を豊かにする手立てである。



一番有名で多くの人々に支持されている定義は、ライオネル・ロビンズが1932年に『経済学の本質と意義』で最初に問題提起したものだと言われている。



他の用途を持つ希少性ある経済資源と目的について人間の行動を研究する科学が、経済学である。




でも、マスメディアから伝わってくる経済問題は、円高で大変だ、円安になっても大変だ、不景気を好景気にするために日銀はどうするべきかとか、金儲けの話ばかりで、資源の有効利用については忘れてしまっていますね。本来はそういうものではないはず。



経済学説の方も、ケインズ経済学では公共事業で有効需要を増やして景気を良くすればいい、マネタリストでは貨幣供給量を調整して景気を良くすればいい、マルクス経済学では労働者が政治権力を握ったら地上の天国だとか、これらも資源の有効利用とは全然関係ないですね。本当に経済学なのかさえ疑問です。



そもそも、好景気だと何もかも上手くいくというのではないはず。無理矢理好景気にしても、イースター島文明みたいに滅んでしまう。不景気は資源の使用を減らすという意義がある。



資源のことを正面から取り組んだ政策に、傾斜生産方式というものがありましたね。



傾斜生産方式 - Wikipedia


傾斜生産方式(けいしゃせいさんほうしき、priority production system)とは、第二次世界大戦後の日本において、経済復興のために立案、実行された経済政策。基幹産業へ重点的に資源配分を傾けることによって、他の産業に波及効果をもたらすことで経済成長を引き起こすと考えられた。これが成功した後に消費財などの生産が増大し経済活動が活性化することが期待された。


1946年12月27日、当時の第1次吉田内閣によって決定され実行された。限られた資源と資金の配分を政策によって決定し、産業成長の速度を上げようという政策である。具体的には、石炭・鉄鋼を重点的に増産し、このことが他の産業に波及するように補助金などで支援し効果を狙った。さらに、食糧と肥料・電力、造船・海運など重点的な産業を指定し支援した。片山内閣でもこの政策は引き継がれ、これらの効果により、戦後間もない日本経済は復興の目処を立てたが、金融の緩みから過剰な資金投入が行なわれインフレーションが加速した。


この立案者は石炭小委員会委員長で、経済学者の有沢広巳であり、マルクス経済学における再生産表式をヒントに考案したと言われる。


インフレは、ドッジ・ラインにより収束し、経済成長の源は朝鮮戦争の朝鮮特需や高度経済成長へと移っていった。



この政策をまた実行して、基幹産業に資源を集中して拡大再生産をする。そこまで戻るべきです。


ただし、今回の基幹産業となるのは資源を有効に使う技術、つまり省エネ技術、環境再建技術と、それらを実現するための教育になるでしょう。



松浦彰夫 拝



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静岡市の放射線 2009年3月23日1時33分 雨




静岡市の放射線 2009年3月21日23時52分 雨




静岡市の放射線 2009年3月20日1時49分 雨




静岡市の放射線 2009年3月19日0時55分 晴れ




静岡市の放射線 2009年3月18日0時23分 晴れ




静岡市の放射線 2009年3月17日0時43分 曇り




コンピュータシステムを作っていて納期間際になっているのですが、お客様からこれをなんとかできないかと要求が出ます。でも他の部署に、それに対するリソースというか経営資源を1から作ってもらわないとできない。時間もない。


結局、出来ないと断るのですが、それでも納得してもらわないといけない。


これは難しいし、精神的にも苦しいです。



経済学的に考えて「限られた資源で最大の効用を実現」しようとしているのですが、「資源が限られているため、全ての要求の実現は不可能」なので、「全ての要求を実現してはいない製品で納得」していただかないといけないのです。



すっきりしないです。


提供する方としても納得できるものではないですが、それでもやっていかないといけないです。


顧客満足は難しいです。



松浦彰夫 拝



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静岡市の放射線 2009年3月15日23時58分 晴れ




静岡市の放射線 2009年3月15日11時25分 晴れ




静岡市の放射線 2009年3月14日12時35分 曇り




静岡市の放射線 2009年3月14日0時18分 晴れ




静岡市の放射線 2009年3月14日00時25分 雨



あんまり使っていなかったですが、ガイガーカウンター(放射線検知器)を持っています。


持ってて使わないのも意味が無いので、毎日放射線の測定をしようと思います。



松浦彰夫 拝



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よく連山で、「自分にしか理解できない言語を話す人は狂人と呼ばれる」とありますね。



よく考えてみれば、「普通の人は持っている能力の3%しか使いこなせない」と言われますね。「能力を使いこなす」とは「他人に理解させること」と同じ意味だと思うのですよ。「能力を使いこなせない」とは「他人に理解させられない」ということです。そして、使いこなせている部分が3%なら、使いこなせていない部分は97%です。つまり、普通の人は3%が正常で、97%が狂人だということになります。



何もしないと物事がどんどん悪くなるというのは、97%が狂っているのですから、当然ですね。



この状況でするべきことは、3%で残りの97%を上手く制御することですね。そしてできれば、正常な部分を4%、5%と増やしていく。




北斗神拳伝承者なら能力の100%を使えるそうですが、2次元の話です。でもそろそろ、仮想的な北斗神拳が必要な時代になってきたのかもしれません。



松浦彰夫 拝



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チベットのダライ・ラマ氏がヒマラヤを越えて、インドに亡命してから50年もたったそうで、ニュースになってますね。


f:id:ryuusuijyoudou:20080717155913j:image



f:id:ryuusuijyoudou:20090311031616j:image


ダライ・ラマ氏の50周年の声明は以下のページからごらんください。


チベット民族蜂起50周年記念日におけるダライ・ラマ法王の声明




現在のチベットの状況


独立国家であったチベットは、1949年に口火を切った中国の侵略で、戦闘によって人命損失の危機にさらされ、続いてすぐに、共産主義イデオロギーと文化大革命(1967- 1976)に代表されるような計画によって、普遍的な自由さえも失ってしまった。しかし、最悪の事態は既に過ぎ去ったかのような誤った認識がまかり通っている。現在でも、チベット固有の国民性、文化、宗教の独自性は、中国によって深刻な脅威にさらされ、翻弄され続けている。


中国の占領と弾圧の政策は、チベットの国家としての独立、文化、宗教性、自然環境の破壊を引き起こし、人々は基本的な人権まで奪われている。再三再四、国際法を犯す中国のこれらの破壊行為は、注目はされているが、未だに罰されることなく繰り返されている。


* 侵略された独立国家


* 文化と宗教


* 人口移入


* 教育


* 普遍的人権


* 環境


* 森林伐採


* 土壌浸食と河川の氾濫


* 地球気象への影響


* 野生動物の絶滅


* 無制限な採掘


* 核廃棄物投棄



チベットでは、僧侶や男性は連行されて、拷問されたり、殺される。女性は中国人と無理矢理に結婚させられたり、不妊手術を強制されたりしているようです。


核の問題も重いですね。ウラニウム鉱山があり、核ミサイル基地があり、核廃棄物の処分場にもなっているようです。



今の時点では、チベット問題の打開策は無いのですが、少なくとも問題があることを知っておきましょう。



松浦彰夫 拝



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孔子による、人物判定法ですね。



集合知の実験 - 連山


◆其の以(な)す所を視(み)、其の由(よ)る所を観(み)、其の安んずる所を察すれば、人いずくんぞ隠さんや、人いずくんぞ隠さんや。


 


 人間の行動には、必ず動機がある。そして、その動機をどのように発展させて行動しているかを観察すれば、その人は絶対に自分を隠すことはできない、絶対に隠せない。



私の場合、人の本性も気になりますが、自分はどういう本性をしているのかも気になります。


今の所、自分の行動原理としては、まず知的好奇心ですね。世界がどういう風に動いているか知りたいです。



自分が世界を見て蓄積されるのは智識ですが、世界が自分を見るとしたら行動を見るでしょうね。


智識を集めるだけというのも寂しいので、何かしら行動して、人に影響を与えることもしたいものです。



松浦彰夫 拝



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WindowsではブラウザにunDonutsを使っていたので、Macでもタブを複数段にして切り替える方法で使いたいと思って調べたら、Tab Mix PlusというFirefox拡張がありました。



https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/1122


からダウンロードしてインストールできます。



f:id:ryuusuijyoudou:20090308013552p:image


オプションの表示のタブバーで「多段表示にする」を選びます。



f:id:ryuusuijyoudou:20090308012457p:image


タブ幅を適当に調整します。120ピクセルにしてます。


これで、多段表示ができました。



他にも機能が色々あるので、便利です。


f:id:ryuusuijyoudou:20090308012456p:image


ウィンドウのマージは、command+shift+M で出来ます。



松浦彰夫 拝



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明日に書くといいながら、何日も伸びました。申し訳ございません。



原発の一番の問題は、核廃棄物の問題だと思ってました。何万年も放射能が残りますので、それを永遠に誰が管理するのでしょうか?核廃棄物は熱を発し、熱が上昇して臨界に達すると、自然に核爆発します。だから流水で冷やし続けないといけない。そして、原発が稼働すればするほど、廃棄物が増えていきます。



それに匹敵する問題がいくつかあることが、原発がどんなものか知ってほしいを読んで、やっと分かりました。知るのが遅くても、知らないよりましなので、あんまりへこたれずに智識を広めるようにしたいと思います。



原発の問題は何かというと、2つ目は差別の問題でした。



原発がどんなものか知ってほしい(19)


ある女性から手紙が来ました。二三歳です。便箋に涙の跡がにじんでいました。「東京で就職して恋愛し、結婚が決まって、結納も交わしました。ところが突然相手から婚約を解消されてしまったのです。相手の人は、君には何にも悪い所はない、自分も一緒になりたいと思っている。でも、親たちから、あなたが福井県の敦賀で十数年間育っている。原発の周辺では白血病の子どもが生まれる確率が高いという。白血病の孫の顔はふびんで見たくない。だから結婚するのはやめてくれ、といわれたからと。私が何か悪いことしましたか」と書いてありました。この娘さんに何の罪がありますか。こういう話が方々で起きています。



たしかに白血病の確率が上がるでしょうが、リスクは他にもたくさんある。まともな結婚相手が見つからないリスクとか、結婚してから相手が気に入らなくなるリスクとか。リスクの全く無い暮らしはありえないわけで、生きるには苦難を乗り越えていかないといけない。総合的に見ないといけないのに、1つの問題点だけに囚われるというのは、ノイローゼに近いのではないか。


それは置いておいても、原発の悪影響はひどいです。



3つ目は労働環境の問題でした。


放射線は、1日に50ミリシーベルトまでしか、受けてはならない。(海外基準では20ミリシーベルト)原発の一番放射線が強い所では、10秒で50ミリシーベルトを超えてしまう。それ以外の所でも10分くらいしかもたない。そして、10年20年と働くと、癌になってしまう。10年経ったら、脱落していく。やがて熟練労働者はいなくなり、素人で運用することになる。素人で運用すると、理解せずに行動するから、手抜き工事など、危険なことをしてしまう。


また原発は、パイプ1本が折れただけで重大事故を引き起こす。素人ではそんな時に事故を防ぐことはできない。


原発の従事者は、どんどん減っていって、枯渇しているようです。いつか必ず、重大事故を引き起こすでしょう。


日本の50基の原発でこんな調子なのに、中国では3000基も原発を作る計画らしいです。


60倍の危険です。維持できるはずがないです。



原発の労働者は、原発奴隷とか原発ジプシーと呼ばれます。



原発ジプシー (講談社文庫)

原発ジプシー (講談社文庫)






日本の原発奴隷


完全な秘密


 原発奴隷は、日本で最も良く守られている秘密の一つである。いくつかの国内最大企業と、おそるべきマフィア、やくざが拘わる慣行について知る人はほとんどいない。やくざは、電力会社のために労働者を探し、選抜し、契約することを請負っている。「やくざが原発親方となるケースが相当数あります。日当は約3万円が相場なのに、彼等がそのうちの2万円をピンハネしている。労働者は危険作業とピンハネの二重の差別に泣いている」と写真家樋口健二氏は説明する。彼は、30年間、日本の下請け労働者を調査し、写真で記録している。


f:id:ryuusuijyoudou:20090306040603j:image


 樋口氏と藤田教授は、下請け労働者が常に出入りする場所を何度も訪れて回り、彼らに危険を警告し、彼らの問題を裁判所に持ち込むよう促している。樋口氏はカメラによって―彼は当レポートの写真の撮影者である―、藤田氏は、彼の放射能研究によって、日本政府、エネルギーの多国籍企業、そして、人材募集網に挑んでいる。彼らの意図は、70年代に静かに始まり、原発が、その操業のために、生活困窮者との契約に完全に依存するに至るまで拡大した悪習にブレーキをかけることである。「日本は近代化の進んだ、日の昇る場所です。しかし、この人々にとっては地獄であるということも、世界は知るべきなのです。」と樋口氏は語る。


 日本は、第二次世界大戦後の廃墟の中から、世界で最も発達した先進技術社会へと移るにあたって、20世紀で最も目覚しい変革をとげた。その変化は、かなりの電力需要をもたらし、日本の国を、世界有数の原子力エネルギー依存国に変えた。


 常に7万人以上が、全国9電力の発電所と52の原子炉で働いている。発電所は、技術職には自社の従業員を雇用しているが、従業員の90%以上が、社会で最も恵まれない層に属する、一時雇用の、知識を持たない労働者である。下請け労働者は、最も危険な仕事のために別に分けられる。原子炉の清掃から、漏出が起きた時の汚染の除去、つまり、技術者が決して近づかない、そこでの修理の仕事まで。


 嶋橋伸之さんは、1994年に亡くなるまでの8年近くの間、そのような仕事に使われていた。その若者は横須賀の生まれで、高校を卒業して静岡浜岡原発での仕事をもちかけられた。「何年もの間、私には何も見えておらず、自分の息子がどこで働いているのか知りませんでした。今、あの子の死は殺人であると分かっています」。彼の母、美智子さんはそう嘆く。


 嶋橋夫妻は、伸之さんを消耗させ、2年の間病床で衰弱させ、耐え難い痛みの中で命を終えさせた、その血液と骨の癌の責任を、発電所に負わせるための労災認定の闘いに勝った、最初の家族である。彼は29歳で亡くなった。


 原子力産業における初期の悪習の発覚後も、貧困者の募集が止むことはなかった。誰の代行か分からない男達が、頻繁に、東京、横浜などの都市を巡って、働き口を提供して回る。そこに潜む危険を隠し、ホームレスたちを騙している。発電所は、少なくとも、毎年5000人の一時雇用労働者を必要としており、藤田教授は、少なくともその半分は下請け労働者であると考える。


 最近まで、日本の街では生活困窮者は珍しかった。今日、彼らを見かけないことはほとんどない。原発は余剰労働力を当てにしている。日本は、12年間経済不況の中にあり、何千人もの給与所得者を路上に送り出し、一人あたり所得において、世界3大富裕国の一つに位置付けたその経済的奇跡のモデルを疑わしいものにしている。多くの失業者が、家族を養えない屈辱に耐え兼ねて、毎年自ら命を絶つ3万人の一員となる。そうでない者はホームレスとなり、公園をさまよい、自分を捨てた社会の輪との接触を失う。



原発は労働者の生き血をすすることで成り立っていました。こんなことをしていると社会が崩壊します。原発が社会の癌だとわかります。



そもそも、原発の利点は原爆の材料を作るくらいしかないです。電気を取り出すより、投入するエネルギーの方が多いですから。地球温暖化対策とか言いながら、原発では大量の熱を放出しています。二酸化炭素より大きな問題です。核廃棄物にいたっては、何万年も熱を出し続けます。



そして、日本には途中でやめる勇気がない



 もんじゅのようにプルトニウムを使う原発、高速増殖炉も、アメリカはもちろんイギリスもドイツも止めました。ドイツは出来上がったのを止めて、リゾートパークにしてしまいました。世界の国がプルトニウムで発電するのは不可能だと分かって止めたんです。日本政府も今度のもんじゅの事故で「失敗した」と思っているでしょう。でも、まだ止めない。これからもやると言っています。


 どうして日本が止めないかというと、日本にはいったん決めたことを途中で止める勇気がないからで、この国が途中で止める勇気がないというのは非常に怖いです。みなさんもそんな例は山ほどご存じでしょう。


 とにかく日本の原子力政策はいい加減なのです。日本は原発を始める時から、後のことは何にも考えていなかった。その内に何とかなるだろうと。そんないい加減なことでやってきたんです。そうやって何十年もたった。でも、廃棄物一つのことさえ、どうにもできないんです。


(略)


 原子力局長をやっていた島村武久さんという人が退官して、『原子力談義』という本で、「日本政府がやっているのは、ただのつじつま合わせに過ぎない、電気が足りないのでも何でもない。あまりに無計画にウランとかプルトニウムを持ちすぎてしまったことが原因です。はっきりノーといわないから持たされてしまったのです。そして日本はそれらで核兵器を作るんじゃないかと世界の国々から見られる、その疑惑を否定するために核の平和利用、つまり、原発をもっともっと造ろうということになるのです」 と書いていますが、これもこの国の姿なんです。



話は原発にとどまりません。日本には「途中で止める勇気」が無い。これは深刻な問題ですね。日本人全体の宿題です。



松浦彰夫 拝



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平井憲夫氏の原発がどんなものか知ってほしいを読みました。


原発の危険性は理解しているつもりでした。でも、現実は想像以上に問題が山積してました。我ながら認識が甘かったです。



平井憲夫氏の文章から、原発の問題点を列挙します。



  • 素人の作業者によって造られています。

    • 原子炉の中に針金が入っていたり、配管の中に道具や工具を入れたまま配管をつないでしまったりしています。

    • 放射能の被曝の問題があって後継者を育てることが出来ない職場です。

    • 平井憲夫氏は、管理者として20年働いたらガンになりました。

    • 作業現場は暗くて暑いし、防護マスクも付けていて、互いに話をすることも出来ないような所ですから、身振り手振りなんです。これではちゃんとした技術を教えることができません。

    • 腕のいい人ほど、年間の許容線量を先に使ってしまって、中に入れなくなります。

    • 全くの素人を経験不問という形で募集しています。素人の人は事故の怖さを知らない、なにが不正工事やら手抜きかも、全く知らないで作業しています。

    • 現場が素人ですから、設計が立派でも、設計通りには造られていません。

    • 素人でも造れるように、工事がマニュアル化されるようになりました。そうすると、今、自分が何をしているのか、どれほど重要なことをしているのか、全く分からないままに造っていくことになるのです。こういうことも、事故や故障がひんぱんに起こるようになった原因のひとつです。





  • 素人の検査官によって検査されています。

    • 検査体制が問題なのです。出来上がったものを見るのが日本の検査ですから、それではダメなのです。検査は施工の過程を見ることが重要なのです。

    • 検査官が溶接なら溶接を、「そうではない。よく見ていなさい。このようにするんだ」と自分でやって見せる技量がないと本当の検査にはなりません。

    • メーカーや施主の説明を聞き、書類さえ整っていれば合格とする、これが今の官庁検査の実態です。

    • 科技庁(科学技術庁)の職場の職員は、被曝するから絶対に現場に出さなかった。折から行政改革で農水省の役人が余っているというので、昨日まで養蚕の指導をしていた人やハマチ養殖の指導をしていた人を、次の日には専門検査官として赴任させた。そういう何にも知らない人が原発の専門検査官として運転許可を出した。美浜原発にいた専門官は三か月前までは、お米の検査をしていた人だった。

    • 現地専門官は素人。その下の原子力検査協会の人も素人。その下のメーカーは玄人。その下の工事会社もほとんど素人。





  • 耐震設計がいいかげんです。

    • 初めのころの原発では、地震のことなど真面目に考えていませんでした。

    • 新しいのも古いのも一緒くたにして、大丈夫だなんて、とんでもないことです。

    • 地震で異常な止まり方をした原発は、1987年に福島原発でも起きていますが、同じ型の原発が全国で10もあります。これは地震と原発のことを考えるとき、非常に恐ろしいことではないでしょうか。





  • 労働環境が劣悪です。

    • 原発は一回動かすと、中は放射能、放射線でいっぱいになりますから、その中で人間が放射線を浴びながら働いているのです。そういう現場へ行くのには、自分の服を全部脱いで、防護服に着替えて入ります。防護服というと、放射能から体を守る服のように聞こえますが、そうではないんですよ。放射線の量を計るアラームメーターは防護服の中のチョッキに付けているんですから。つまり、防護服は放射能を外に持ち出さないための単なる作業着です。作業している人を放射能から守るものではないのです。

    • 安全靴といって、備付けの靴に履き替えますが、この靴もサイズが自分の足にきちっと合うものはありませんから、大事な働く足元がちゃんと定まりません。それに放射能を吸わないように全面マスクを付けたりします。そういうかっこうで現場に入り、放射能の心配をしながら働くわけですから、実際、原発の中ではいい仕事は絶対に出来ません。

    • そういう仕事をする人が95%以上まるっきりの素人です。お百姓や漁師の人が自分の仕事が暇な冬場などにやります。言葉は悪いのですが、いわゆる出稼ぎの人です。そういう経験のない人が、怖さを全く知らないで作業をするわけです。

    • 現場に入る前にその日の作業と時間、時間というのは、その日に浴びてよい放射能の量で時間が決まるわけですが、その現場が20分間作業ができる所だとすると、20分経つとアラ-ムメーターが鳴るようにしてある。そこでは、ボルトをネジで締めながら、もう10分は過ぎたかな、15分は過ぎたかなと、頭はそっちの方にばかり行きます。アラームメーターが鳴るのが怖いですから。ですからネジを対角線に締めなさいと言っても、言われた通りには出来なくて、ただ締めればいいと、どうしてもいい加滅になってしまうのです。





  • 海に放射能を垂れ流します。

    • 冬に定検工事をすることが多いのですが、定検が終わると、海に放射能を含んだ水が何十トンも流れてしまうのです。はっきり言って、今、日本列島で取れる魚で、安心して食べられる魚はほとんどありません。日本の海が放射能で汚染されてしまっているのです。

    • 海に放射能で汚れた水をたれ流すのは、定検の時だけではありません。原発はすごい熱を出すので、日本では海水で冷やして、その水を海に捨てていますが、これが放射能を含んだ温排水で、一分間に何十トンにもなります。

    • 国民もほとんど無関心ですから、日本の海は汚れっぱなしです。

    • 防護服には放射性物質がいっぱいついていますから、それを最初は水洗いして、全部海に流しています。排水口で放射線の量を計ると、すごい量です。

    • 石川県の志賀原発の差止め裁判の報告会で、八十歳近い行商をしているおばあさんが、こんな話をしました。「私はいままで原発のことを知らなかった。今日、昆布とわかめをお得意さんに持っていったら、そこの若奥さんに「悪いけどもう買えないよ、今日で終わりね、志賀原発が運転に入ったから」って言われた。原発のことは何も分からないけど、初めて実感として原発のことが分かった。どうしたらいいのか」って途方にくれていました。





  • 内部被爆が一番怖い

    • 原発の建屋の中は、全部の物が放射性物質に変わってきます。物がすべて放射性物質になって、放射線を出すようになるのです。どんなに厚い鉄でも放射線が突き抜けるからです。

    • ホコリ、どこにでもあるチリとかホコリ。原発の中ではこのホコリが放射能をあびて放射性物質となって飛んでいます。この放射能をおびたホコリが口や鼻から入ると、それが内部被曝になります。

    • この体の中から放射線を浴びる内部被曝の方が外部被曝よりもずっと危険なのです。

    • 体の中に入った放射能は、通常は、三日くらいで汗や小便と一緒に出てしまいますが、三日なら三日、放射能を体の中に置いたままになります。また、体から出るといっても、人間が勝手に決めた基準ですから、決してゼロにはなりません。

    • 例えば、定検工事ですと三ケ月くらいかかりますから、それで割ると一日分が出ます。でも、放射線量が高いところですと、一日に五分から七分間しか作業が出来ないところもあります。しかし、それでは全く仕事になりませんから、三日分とか、一週間分をいっぺんに浴びせながら作業をさせるのです。これは絶対にやってはいけない方法ですが、そうやって10分間なり20分間なりの作業ができるのです。そんなことをすると白血病とかガンになると知ってくれていると、まだいいのですが……。電力会社はこういうことを一切教えません。





  • 洗脳教育をしています。

    • みなさんから現場で働く人は不安に思っていないのかとよく聞かれますが、放射能の危険や被曝のことは一切知らされていませんから、不安だとは大半の人は思っていません。体の具合が悪くなっても、それが原発のせいだとは全然考えもしないのです。作業者全員が毎日被曝をする。それをいかに本人や外部に知られないように処理するかが責任者の仕事です。本人や外部に被曝の問題が漏れるようでは、現場責任者は失格なのです。これが原発の現場です。





時間がないので、明日に続きます。



松浦彰夫 拝



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鏡の神事という記事で、鏡の話を書きましたが、鏡は三種の神器の1つですね。



三種の神器 - Wikipedia


三種の神器(みくさのかむだから、さんしゅのじんぎ)とは、天孫降臨の時に、天照大神から授けられたとする鏡・剣・玉を指し、日本の歴代天皇が継承してきた三種の宝物である。



神器とは神の依代(よりしろ)を意味する。


天皇の即位に際し、この神器の内、鏡と剣のレプリカ及び勾玉を所持することが日本の正統なる帝として皇位継承の際に代々伝えられている。但し過去には後鳥羽天皇など神器がない状態で即位したケースもあり、必ずしも即位の絶対条件ではない。


三種の宝物とは、「八咫鏡」・「八尺瓊勾玉」・「天叢雲剣」(「草薙剣」)のこと。神器という言い方が一般化したのは南北朝時代ごろからと言われている。


(略)


古代において、鏡、玉、剣の三種の組み合わせは天皇家だけに特有のものではなく、一般に支配者の象徴であったと考えられ、仲哀天皇の熊襲征伐の途次、岡県主の熊鰐、伊都県主の五十迹手らは、それぞれ白銅鏡、八尺瓊、十握剣を差し出して恭順の意を表している。また景行天皇に服属した周防国娑麼の神夏磯媛も、八握剣、八咫鏡、八尺瓊を差し出している。また壱岐市の原の辻遺跡では最古の鏡、玉、剣の組み合わせが出土されている。



鏡は日(陽)で、勾玉は月(陰)であるとも、勾玉は胎児の姿だとも言われます。


「鏡は知力、玉は財力、剣は武力を表しているのではないか」ということを書いた本を昔に読んだことがあって、そういうものだと思っていたのですが、今改めて調べてみると必ずしもそうとはいえなかったでした。


Wikipediaの続きに



儒学伝来以後、鏡は「知」、勾玉は「仁」、剣は「勇」というように、三種の神器は三徳を表わすという解釈もある。



というのがありました。


儒学の思考法だと、勾玉は「仁」なんですね。「仁」は愛情や優しさのことですね。財力が「仁」になる?いまいちピンとこないです。鏡は「知」、剣は「勇」というのは異論ないです。



仁 - Wikipedia


仁(じん)とは中国思想における徳の一つ。仁愛。とくに儒家によって強調されており、孔子がその中心にすえた倫理規定、人間関係の基本。


おもに「他人に対する親愛の情、優しさ」を意味しており、儒教における最重要な「五常の徳」のひとつ。また仁と義を合わせて、「仁義」と呼ぶ。古代から現在に至るまで中国人の倫理規定の最重要項目となってきた。中国の伝統的な社会秩序(礼)を支える精神、心のあり方である。


孔子



  • 儒学を大成した孔子は君子は仁者であるべきと説いた。


孟子



  • 性善説に立つ孟子は惻隠(そくいん)の心が仁の端(はじめ)であると説いた(四端説)。惻隠の心とは同情心のことであり、赤ん坊が井戸に落ちようとしているとき、それを見た人が無意識に赤ん坊を助けようと思う心であると説いた。


なお、孔子は、『論語』のなかで「仁」について明確な定義をおこなっておらず、相手によって、また質問に応じてさまざまに答えている。言い換えれば、儒家の立場においては「仁」とは人間にとってもっとも普遍的で包括的、根源的な愛を意味するものとして考えられてきたのであり、「孝」や「悌」、「忠」なども仁のひとつのあらわれだと主張されているのである。



天皇家と「仁」


日本においては清和天皇が歴代天皇として初めて名前にこの「仁」を用い、天皇家の重要な徳目の一つとみなされてきた。多く、「○仁」として「○ひと」と読む。後冷泉天皇以降の歴代天皇、桂宮家、有栖川宮家および閑院宮家では「仁」を「通字」とすることが慣例となっている。


また、「聖帝」と言われた仁徳天皇の事跡の多くは、この仁の美徳にかなったものであると思われる。



「仁」というのは結局のところ、人を集める力なのでしょう。愛情や優しさのある人に人は集まります。確かに財産に集まる人もいて、財と仁に似ているところもあります。しかし、金目当て人は他人のために行動することができないし、財産は増えたり減ったりしますので、財産が無くなれば去っていきます。いざというときに頼りになるのは愛情や優しさでつながった人です。


歴代の天皇陛下が「仁」をお名前にしているのは、感慨深いです。皇室が国民に守られてきたというのは、多分そういうことです。


そして社会はトップにいる人を模倣するものです。



話が長くなりましたが、勾玉は単に財力を意味しているのでは無いようです。天岩戸の話では、鏡だけではなく、勾玉もいっしょに榊に付けて、使用されています。鏡が岩戸の中の神を引きつけるものなら、勾玉は外の神を集めるためのものかもしれないですね。財以上に、仁を持つようにありたいものです。



松浦彰夫 拝



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