電動船ブルーノアのドキュメンタリー制作の話を知ったのは、2011年8月の京都第二会議での、日食艦隊の発表準備をしている頃だった。

この流水成道でも時々コラムを書いていただいている、倉橋正幸さんの発案で、国際ドキュメンタリーフォーラムで披露するというものだ。
テレビなどで、ドキュメンタリーの需要は増加しているが、予算は減少傾向。ドキュメンタリーを制作するには、数年の年月と、それなりの費用が必要。
そこでテレビ局などがドキュメンタリーを発表したい人を集め、有望なテーマなら予算を渡し、委託制作するという、国際ドキュメンタリーフォーラムの国際共同制作(ピッチングセッション)というイベントが、近年世界中で行われている。
そこに電動船を出展するという計画を聞いた。
確かに、新しい概念のエネルギーシステムを持った船をコアとして、船団を集め、2012年5月21日の金冠日食の世界中継を行うという、派手なイベントを行うので、ドキュメンタリーとは相性が良い。
世界に発表できて、撮影費用も獲得できるという、良い話だ。映像として面白ければ、テレビ局としても良い話であるし、撮影に参加したいという人も来るかもしれない。
倉橋さんは京都会議のドキュメンタリーを撮影をして、DVDを発売している。日本から世界へのステップアップになる。
このチームに松浦も参加することになっていった。
ただ、様々な困難がやってくることが予想されたし、実際にいくつか現実となった。
松浦彰夫 拝












