流水成道blog: 2013年12月アーカイブ

2013年12月アーカイブ

水耕栽培の冊子を販売します

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2013年12月31日(火) のコミックマーケットでは、東館X-11b 流水成道で、水耕栽培の様子を絵日記にした冊子を販売します。

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写真のコスプレで販売する予定ですので、見かけたら声をかけてもらえると嬉しいです。戦国無双2の雑賀孫市です。

29日と30日も同じコスプレで会場にいます。

 

水耕栽培については下記放送を参照してください。

水耕栽培の試食会 - ごきげんいかが?

 

松浦彰夫 拝

原発廃炉は大仏建立に学べ!

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福島原発の処理は汚染水問題だけをとってみても難航しています。福島第一原発では凄まじい放射線量が計測され、汚染水を海洋にまき散らすことにより国際的な問題にまでなってきています。これに対処すべき政治の方は同じ与党の現首相と元首相が原発の是非を巡って対立し、国会では特定秘密保護法が強い反対の声を押しきり強行採決されるなど混迷を極めています。原発問題の解決は日本に課せられた責務ですが、こんな状況で果たして原発廃炉を実現できるのでしょうか。

 

「原発廃炉は大仏建立に学べ!」

 

いきなりこんなことを言うと突拍子もない話に聞こえるかもしれませんが、これは先日見た番組、NHK BS歴史館「仏教伝来〜古代ニッポンの文明開化!?」(https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2013048297SA000/)の感想です。

 

実は原発廃炉をめぐる現在の状況と大仏建立当時の状況とは似通っている部分があるのです。原発廃炉も大仏建立もそれぞれの時代における国力の限界を越えるような難事業です。廃炉の方はこれからどうなるかわかりませんが、大仏建立は昔の日本人は成し遂げました。過去の歴史は必ずや現代の日本人にも役に立つはずです。何処がどう似通っているのか、そして困難を乗り越えていくために昔の人たちはどう対処したのかを、上記の番組の内容を踏まえながら、これから順に説明していきます。

 

 

○仏教伝来

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まず、大仏建立の前提として仏教伝来の話です。

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仏教伝来(仏教公伝)は6世紀半ばです。朝鮮半島の仏教国である百済から倭国へ伝えられました。仏教には仏像や寺院が欠かせませんが、これらを造るための銅の鋳造技術・製鉄技術・建築技術なども並行して百済などからの渡来人によって日本へ持ち込まれました。背景には当時の朝鮮半島の情勢があります。高句麗・新羅と対立していた百済には日本(倭国)を味方に付けることにより優位に立とうという思惑がありました。そこで倭国に協力してもらう見返りとして高度な技術を提供したのです。

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定説では、仏教を崇めるか否かの崇仏論争がおこり、仏教否定派の物部氏と仏教肯定派の蘇我氏とが抗争を繰り広げ、最終的に蘇我氏が勝利したとされています。しかし最近の研究では、物部氏の派遣した官人と百済女性との間に生まれた日系百済官人が百済王に仕えていたことがわかっています。仏教国である百済と緊密な関係にあった物部氏が仏教否定派であったとは考えにくいため、抗争の原因は仏教ではなく高度な技術力を持つ渡来人の争奪戦にあったのではないかという説もあります。

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蘇我氏や物部氏にとって高度な技術力を持つ渡来人を自らの陣営に取り込むことは勢力拡大に有利だったため、両者の利害が一致して結びつきを強めていったと考えられます。このとき仏教は日本人が渡来人と仲間意識を形成するためのツールとして用いられたのでした。

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当時の渡来人は仏教国から来たインテリ集団というイメージです。蘇我氏の配下にあった渡来人の集団・東漢(やまとのあや)は鉄を加工する技術や仏像を造る技術を持っており、さらにはオンドルという古代の床暖房システムまで持ち込んでいました。また物部氏に近かった渡来人・西漢(かわちのあや)は新羅からの使者を接待するなど外交官として優れた能力を持っていました。

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こうした渡来人たちが行った大きな事業の一つに飛鳥寺の建立があります。物部氏との抗争に勝利した蘇我馬子が国家プロジェクトとして建立を発願し、百済から国を挙げて技術派遣を受けて完成させたと考えられています。これによって日本は新しい技術を導入することが出来ました。飛鳥寺には飛鳥大仏がありますが、この大仏(金銅仏)を造るには銅の鋳造技術が必要です。溶けた銅を型の中に流し込んでつくるという難しい技法ですが、飛鳥大仏を造ることによって鋳造技術を学ぶことが出来たのです。また飛鳥寺には礎石の上に柱をたてるという新しい建築技術が導入されており、それまでは困難だった五重塔のような高層木造建築も可能になったのでした。

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このようにして、仏教を渡来人とのコミュニケーション・ツールとしながら、彼らから先進技術を学んでいくというパターンが確立されていったようです。

 

○大仏建立

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東大寺の大仏が建立されたのは8世紀半ばです。当時、倭国は平城京に遷都したばかりで、政治は乱れ人々は飢饉や疫病に苦しんでいました。即位して間もない聖武天皇は仏教に救いを求め、仏教の力で国を救おうと大仏建立を発願したのです。計画されたのは全長15メートルの、世界最大級の大仏です。大仏は銅で出来ていますが、これほど大きな銅の鋳造物をつくるには高度な技術力が要求されます。しかし当時の日本人はこのような巨大な大仏を造れるほどの技術を持ち合わせてはいませんでした。

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そこで聖武天皇が注目したのが行基という僧侶です。行基は仏教を布教しながら農業用の灌漑施設や橋の建設など数々の大規模な土木事業を指導していました。こうした活動を知った聖武天皇は、この行基に大仏建立という一大事業の指揮を任せたのです。

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僧侶に過ぎない行基になぜ、大仏建立の指揮が執れたのでしょうか。それは行基の出生に秘密があります。行基の父は百済王子の子孫であり、母も百済からの渡来人の家系でした。つまり行基は渡来人の末裔だったのです。前述したように渡来人は高度な技術を日本に伝えた知識人や技術者たちです。そして行基自身も西文(かわちのふひと)と呼ばれる、多くの学者・軍人・高僧を輩出した渡来系集団に属しており、彼は渡来系のネットワークをフル活用して大仏建立を実現させたのでした。

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大仏を造ることによって日本の技術レベルは向上しました。また、これほど大きな大仏は当時の中国にもありません。諸外国からやってきた使節に大仏を見せればその高い技術力を一目瞭然で知らしめることになり、日本を畏怖させ戦争を回避する効果がありました。そして戦争で国力を消耗することがなくなったので、その後の学術や文化の発展にも良い影響をもたらしました。

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大仏建立を発願したとき、聖武天皇がはじめからこのような効果を狙っていたのかのどうかはわかりません。しかし結果を見れば大仏建立は単なる信仰の象徴にとどまらず、日本にとって実質的な利益をももたらしたのです。

 

 

○大仏建立と原発廃炉

 

大仏建立の歴史を見てみると、ここに原発廃炉へのヒントがあるのが分かります。

 

大仏建立も原発廃炉も、その時々の日本人の力だけでは成し得ない困難な事業です。大仏建立に渡来人の力を借りたように、原発廃炉についても原子力技術に詳しいアメリカやロシアの技術者に協力を仰ぐ必要があります。本来は原発廃炉のような危険で厄介な仕事は外国人はやりたがらないのでしょうが、現在はアメリカもロシアも経済状態が悪化しています。アメリカのNASAなどは景気悪化のあおりを受けて予算が削減されて大変な状態になっているので、それ相応の金銭を支払えば交渉次第では福島原発廃炉に協力してくれる可能性は十分あるのです。

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そしてもし実際に廃炉に取りかかれば日本は、大仏建立のときに渡来人から技術を学んだように、アメリカやロシアの技術者から廃炉技術を吸収することが出来ます。また大仏建立が諸外国に一目置かせる効果があったように、原発廃炉も海外に対して失われた日本の信用を回復するチャンスになります。これからは気候変動と不況と戦争の時代ですから、災害やメンテナンスの不備で世界中どこで原発事故が起こってもおかしくありません。事故を起こす前に原発を廃炉したいという国もたくさんでてくるでしょう。廃炉を成功させ技術を確立しておけば、そうした国々に対して今度は日本人が廃炉の技術指導をすることができます。これにより諸外国から頼りにされ、廃炉を新しい産業として景気上昇の効果も期待できるでしょう。

 

ただし、アメリカやロシアから技術者を連れてくると言っても、ただお金を払えば何とでもなるというものでもありません。大仏を造るのに渡来人の助けを借りたということは、逆に言えば当時の日本人が渡来人を巧みに使いこなしたということでもあります。昔の渡来人にしろ現代の外国人技術者にしろ高度な知識人ですから、愚か者の言うことは聞きません。原発反対と原発推進を巡って世論が分裂し政治が混迷している状況では、話し合いの席にすら着いてくれないかもしれません。彼らと交渉するには政治を立て直し世論を統一しておくことが、最低限の前提として必要になるでしょう。

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そもそも原発廃炉は国際社会に対する責任という意味でも、未来に生まれてくる子孫に対する責任という意味でも、是が非でもやっておかなければいけないことです。出来るか出来ないかを悩んでいる場合ではなく、ただ「やる」ことを決意し実行しなければなりません。私たちには大仏建立という歴史があります。奈良時代に大仏を造るのも現代に原発を廃炉するのも、どちらがより難しいとは言い切れない困難な仕事です。奈良時代の日本人は自分たちにはできなくても渡来人とうまく協力することによって大仏を造りました。現代に生きる私たちも過去の日本人に学ぶことが出来れば、きっと廃炉を実現することができるはずです。

 

 

○とある忘年会へ

 

とは言え、ここまで読まれて「原発廃炉に必要なお金はどこからでてくるの?」とか「政治を立て直すと言ってもどうやってやるんだ?」とか、いろいろ疑問をお持ちの方が多いのではないかと思います。

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そのような方々の疑問にお答えするために、12月30日、東京都内某所にて「とある忘年会」を開催します。そこでは原発廃炉に向けて具体的で実行可能な方策をお話しすることができるでしょう。

 

志のある皆様のご参加をお待ちしております。

 

 

 

「とある忘年会」に参加ご希望のかたは、下記のリンク先の参加申込メールフォームからお申し込みください。

 

「とある忘年会」参加申込メールフォーム

http://rikusentai.jp/script/mailform/mail/

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リモコンで門が開きます。

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バスでトンネルを下ります。

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地下に広大な空間があります。

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発電機です。

 

こんな話もあります。

 

詳しい話を聞きたい方は、12月30日に東京初の自立分散型エネルギー説明会、通称、忘年会を行いますので、そこでお話しましょう。

出席希望者は、こちらの入力フォームからご連絡ください。

 

松浦彰夫 拝

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