大雪による停電と対策 - 流水成道blog

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大雪による停電と対策

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今回は、停電や災害時に、充電や料理に役立つグッズを紹介いたします。

 

大雪で停電が起こりやすくなった

2月8日の関東の雪は、東京都心では25cm積もりました。1969年3月12日の積雪30センチ以来、約半世紀ぶりの大雪でした。千葉県や茨城県を中心に約7万軒が停電になりました。原因は、雪で送電線が倒れたり、切れたりするためです。

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 東京都心では積雪が25センチに達し、45年ぶりの大雪となっています。各地では事故や停電が相次いでいます。

 山梨県の国道20号・新笹子トンネル近くでは、8日正午すぎに乗用車やトラックなど数十台がスリップし、車が立ち往生しました。現在も上下線で20キロにわたって通行止めが続いています。
 住民:「寒くて…」「(Q.エアコンとかは使えない?)うん。全然」「オートロックなので自分の部屋に入れない」
 東京電力管内の1都8県では、午後8時前の時点で最大7万軒を超える停電が発生しています。雪による倒木で電線が切れたことなどが原因とみられています。

東京で45年ぶりの大雪 7万軒を超える停電も

原発事故や石油の値上がりの影響で、電力会社に金がなくなり、設備投資を減らしていますので、大雪や台風などの自然の影響で停電が起きやすくなっています。

東日本大震災でも停電が起こりました。

45年ぶりの大雪なので、「あと45年起こらない」と考えるか、「2度ある事は3度ある」と考えるかですかですが、最悪の状況に備えるのが防災なので、また起こると考えておく方が安全です。

 

フレキシブル・ソーラーパネル

雪に強い発電方法として、フレキシブル・ソーラーパネルがあります。

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日本の家庭の太陽電池では、屋根の上に付けるものが主流ですが、雪が積もると屋根に登って雪かきをしないと発電できません。雪国では、雪かきの回数が増えますので、屋根から落ちる事故も増えます。また、長く置いておくと洗車をしない車と同じで、ほこりで真っ黒になり、光を通しにくくなるので、時々ふく必要がありますが、屋根に登って、端から端までふくのはかなりの手間です。

フレキシブル・ソーラーパネルだと軽いので、夜はしまっておき、昼に出して使います。雪が降れば雪の上に出して使えます。ほこりが積もっても、屋内で簡単にふけます。

また、1日に3回くらい太陽の方向に向けてやれば、発電量が増えます。日本のソーラーパネルだと稼働率は約12%ですが、太陽の方向に向ければ約24%まで増えますので、約2倍です。(稼働率というのは、24時間、最適な光を当てた発電量と比べて、実際の夜や曇りの時を含む発電量の割合です)

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13.2V×3.2A=42.24Wの発電量

また、大雪では発電しないから役に立たないというわけではなく、元々夜は使えないので、普段から発電しておき、車の鉛バッテリーや電動アシスト自転車のバッテリーなどに充電して使います。(リチウムイオン電池ならより充電できます)

普段はバッテリーの電気が余るので、過充電対策として、水耕栽培に使うことを推奨しています。普段から使って慣れておかないと、災害時には使い方に迷います。

フレキシブル・ソーラーパネルは、地震などで避難する時でも持っていけますので、避難生活でも役立ちます。

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屋根に乗せても良いが、太陽に向けた時に比べ発電量は半分

 

アルコール・ストーブ/バーナー

関東の大雪では、食料品の買い占めが起こりました。災害で食料がなくなることを考慮すると、保存できる食料を備蓄しておいた方が良いでしょう。

水を必要としない保存食も多いですが、寒い時には暖かい飲み物があれば、体と心が休まります。カップラーメンなども作れます。

しかし、ソーラーパネルで充電したバッテリーがあっても、食料などを調理すれば、すぐ電気が無くなってしまいます。電気で熱を起こすのは、エネルギーの効率が良くありません。そんな場合、アルコール・ストーブ/アルコール・バーナーという携帯用コンロが役に立ちます。

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アルコール・ストーブは大きさ5cmくらいのカンで、アルコールを入れて火をつけるとアルコールが気化して料理に十分な量の熱を出します。

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軽く、小さいので登山やキャンプに持って行く人も多いです。
 
アルミでできたものは2000円くらい、チタンの高級品でも6000円くらいです。

燃料用アルコールは、安くて保存ができます。灯油のように腐る事もありません。500mlで250円くらいです。

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カセット・ガスコンロもありますが、本体と燃料がかさばらないので、災害で避難することを考えると、アルコール・ストーブの方が便利です。

屋内で使用する場合、換気と火事に注意して、台所で使用するのが良いでしょう。

 

モバイル型水素発電機

スマートフォンは便利ですが、冷蔵庫より電気を使います。

災害で電気が無くなっても、スマートフォンを充電できるモバイル型水素発電機があります。

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黒い所が水素発電の部分で、緑の所がリチウム電池の部分です。

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普段はUSBケーブルでリチウム電池に充電して使い、非常時には水素発電機に水を入れれば発電します。顔を近づけると少しニオイがしますが、ほとんど気にならない程度です。

ボロ・ハイドライドという、ケイ酸ナトリウムや水素化ホウ素ナトリウムに水を加えて発電する方法です。

乾電池の携帯充電器よりは高価ですが、電池が軽いので、災害時に向いています。

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扇風機を動かして、0.59Aの出力です。USBの電気の測定器を使いました。

このようなグッズや測定器を使った、災害用エネルギーの体験会も考えています。要望が多ければ実施する予定です。

 

松浦彰夫 拝

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このページは、松浦彰夫が2014年2月11日 18:38に書いたブログ記事です。

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