間接アプローチ戦略とは、できるだけ損害を少なく戦いに勝つために、ぜひ理解してもらいたい方法論です。物理的な殺し合いをできるだけ避け、情報戦で同盟を作ったり、経済戦で経済封鎖をしたりする戦いです。「名将と呼ばれる人ほど間接アプローチをする」と、教育における革命にも書いてあります。名将と呼ばれたい人は、間接アプローチ戦略をモノにしましょう。
間接アプローチ戦略(かんせつアプローチせんりゃく、英:Indirect approach strategy)とは正面衝突を避け、間接的に相手を無力化・減衰させる戦略をいう。第一次世界大戦後、リデル・ハートによって提唱された。
概要
間接アプローチ戦略は国家戦略においては相手国と正面から武力衝突するのではなく、間接的な手段として同盟国への支援や、シーパワーを駆使した経済封鎖・通商破壊などの間接的な手段を用いて弱体化させ、政治目的を達成しようとする戦略である。軍事戦略レベルにおいては、単に敵の戦力を撃滅するのではなく、後方連絡線や指揮系統の破壊によって敵を無力化する戦略を指す。戦争の原則
ハートの説く戦争の原則は、6つの積極的側面と2つの消極的側面から構成される。ハートは、これらの原則を絶対的な原則ではなく、経験則であると留保を入れている。積極的側面
* 目的を手段に適合させよ
* 目的を常に念頭に置け
* 最小予期線を選択せよ
* 最小抵抗線を利用せよ
* 代替目標のある作戦線を選択せよ
* 状況に対する柔軟性のある、計画および配置を心がけよ
消極的側面
* 敵が防御態勢を整えている間は攻撃するな
* 一度失敗した作戦線で再攻撃をするな
注意が必要なのは、「目的を手段に適合させよ」という積極的側面の1番目の原則です。表現が分かりにくい。
目的に合わせて手段を考えるのではなく、手段に合わせて目的を考える。
簡単に言うと、「出来もしない事をやろうとするな!」ということです。
- 戦術や戦略の計算をして、どうやって相手に勝つかトコトン考える。
- あらゆる状況を考えて、勝てる見込みが高い状況にだけ戦う。
- 勝ち目が無い場合は、勝ち目がある状況に変化するまで忍耐する。
- 敵が襲いかかってきたり、 状況が悪化したりするのなら、事前に少しでも有利な状況を作ってから戦う。
- 敵の戦術や心理を予想して、隙をつき、見えない攻撃をする。
などといったことです。孫子の兵法の計編第一でも、よく考えてから戦えと書いています。
別の効果として、間接アプローチ戦略を考えると、確実に頭が良くなります。まず、人の考えを理解してから行動しようとしますから、コミュニケーションスキルが上がります。心理の隙をつき、見えない攻撃をできるようになるということは、発想を逆転して自分の弱点も分かりますし、敵が自分と味方をどうやって奇襲攻撃するかも分かりますので、対策も立てられます。奇襲を受けても対策があるということは、逆境に強い、リスクを取れるということです。
こういうことができる人は、頭が良いと思いませんか?戦略論というのは思考の型、定跡です。ただ「考えろ」と言われて、「考えろと言われてもどうすりゃいいの?」と途方に暮れるという経験はありませんか?そんなときは思考の型を出発点にして考えると速いです。そんな戦略論の中でも間接アプローチ戦略は効率の良い方法なので、オススメです。
松浦彰夫 拝











