流水成道blog: 2012年金冠日食中継アーカイブ

2012年金冠日食中継のブログ記事 1 / 1

2012年夏のコミックマーケットで、流水成道が発売する『ゴールデンリングと希望の船』のフォトブックが完成しましたので、お知らせいたします。

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『ゴールデンリングと希望の船』フォトブックは、水素船ブルーノアと、ブルーノアから撮影した天体ショーを撮影した写真集です。ドキュメンタリー映画とのコラボレーション企画でもあります。

今回販売するフォトブックは3種類あります。

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1冊目は、準備号として他に先がけて刊行したものです。
モーター、スクリュー等の機械類や船室の様子、iPadで操作する船外カメラ、進水式でクレーンで吊り下げられた姿や、海上を走っていく姿などを詰め込んでいます。
メカが好きな方は必見です。
今までのイベントでは、政治家や経営者等の来賓の方に配布し、好評でした。

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2冊目は『金冠日食の夜明け』と題して、2012年5月21日の金冠日食をブルーノアから撮影した写真集です。
この日は脱原発活動で有名な、俳優の山本太郎さんが水素船ブルーノアに乗船されました。
山本太郎さんと、金冠日食と、水素船ブルーノアのスリーショットの写真集です。
原発を停止する場合、替わりのエネルギーが必要になります。
ブルーノアに搭載する水素エネルギードライブは、原発の次のエネルギーになるかもしれないということで、山本太郎さんも注目のエネルギーです。

金冠日食の日は全国的に曇りが多かったのですが、ブルーノアは運よく晴天に恵まれ、雲にさえぎられていない写真を撮影できました。
日食が変化していく様子を、左側のページに順番に掲載しましたので、パラパラ漫画のようにめくることで、日食の変化を楽しむこともできます。

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3冊目は『金星の太陽面通過』と題して、2012年6月6日の金星の太陽面通過をブルーノアから撮影した写真、また2012年5月5日のこどもの日のイベントの写真を掲載しております。

金星の太陽面通過は2004年にもあったのですが、その前は1882年と1874年、今回の次は105年後の2117年と、珍しい天体ショーです。
太陽の前を小さな金星が横切りますが、なにぶん小さいので、天文学を知らない人は見逃してしまったでしょう。
1874年に日本で起こった時は、フランスから日本に観測隊が遠路はるばる、やってきたそうです。

ブルーノアでは、体力をできるだけ使わずに船を操縦できるように、iPadのタッチパネルで操縦できるようにしてあります。
こどもの日は、子供たちにこの先端技術に触れてもらうイベントを行いました。
子供たちが、楽しそうにiPadを操作する様子が写っています。

これらのフォトブックは、1冊1000円、3冊購入しても3000円と、気軽に購入できるようにしております。
歴史的な2つの天体ショーと、日本初の水素船であるブルーノアの様子が、写真で見ることで理解できるようになっています。

予約販売も受け付けております。
ご予約の方は、下記まで、題名に『フォトブック予約』、本文にお求めのフォトブックの番号と冊数を記入してメールしてください。

jyoudou@gmail.com

ご氏名:
フォトブック
No.1 準備号: 冊
No.2 金冠日食の夜明け: 冊
No.3 金星の太陽面通過: 冊


その他に、水素エネルギードライブの展示等も行います。
8月11日、12日のコミケでお会いできることを楽しみにしております。

8月11日(土)は、西2ホール "す"ブロック 21aの「流水成道」
8月12日(日)は、東2ホール "R"ブロック 25bの「橘研究所」


夜には夜会が開かれます。停電用のリチウムイオン電池のデモンストレーションや、秋月メンバーとの情報交換が行えます。
こちらもご参加ください。

夜会の集合場所と開催場所のご案内
<開催日時>
平成24年8月11日(土) 17:00-20:00
http://konononikki.seesaa.net/article/282923282.html

船から金冠日食の写真撮影

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5月21日の水素船ブルーノア号による金冠日食中継では、私の担当は別の船からの写真撮影でした。

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写真の被写体は、金冠日食そのものの撮影と、外から見た水素船ブルーノアです。

私が写真撮影の担当になったのは、スタッフでは一番良いカメラとレンズを持っているというのと、ブルーノアのフォトブックを作るくらい写真を撮ってきたからだと思います。

 

まず、日食の撮影について、説明いたします。

太陽は明るすぎるので、ND100000という明るさを10万分の1にするフィルターを使います。

太陽は写真の被写体としてはかなり小さいですので、きれいに撮影するためには、望遠鏡か望遠レンズが必要です。

船の上からの撮影で揺れるため、三脚で固定する望遠鏡ではなく、手ブレ補正のある望遠レンズを使い、手持ちで撮影しました。

望遠レンズは、焦点距離400mmのものです。500mmとどちらにするか迷いましたが、500mmは少し暗かったので、400mmにしました。

シャッタスピードは、カメラの最大の4000分の1秒にし、ブレをできるだけ減らしました。

絞りは、調査の結果、F8より絞れば鮮明になるということでした。試しに普通の太陽を撮影して、F9、F10だと暗すぎることと、F8で黒点までしっかり写ることを確かめ、F8にしました。

感度、ISOは、これは雲や日食の進行で明るさが変わるので、状況に合わせて変更することにしました。オートモードで撮影した場合、明るすぎて白飛びしましたので、オートモードと比較して暗めにしました。

オートフォーカスはオフにして、マニュアルフォーカス、つまり手でピントを合わせるようにしました。オートフォーカスだと雲がある場合、雲にピントが合ってしまいます。太陽の距離は変わりませんので、ピントを変更する必要はありません。太陽は遠いので最も遠いピント距離にしたら良さそうですが、多少遊びを作ってあるのか、ピント距離を最大にしたら少しボケましたので、ピントが合う場所を覚えて、それに合わせるようにしました。

 

伴走船からのブルーノアの撮影について、説明いたします。

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船の撮影時は、太陽撮影の減光フィルターを外さないといけません。

レンズは、距離に応じて、望遠レンズと広角レンズを使い分けました。

撮影モードは、マニュアルは日食に合わせていましたので、別のモードのシャッタースピード指定や絞り指定などを適当に使いました。

ブルーノアに乗っている人物の撮影をするため、伴走船を近づけてもらうこともありました。

 

撮った写真をすぐにtwitter等に使ってもらうために、写真の受け渡しについても準備しました。

当初は、無線LANをローカルネットワークにして、ファイル共有を予定していました。しかし、LTEルーターによるインターネット接続とローカルネットワーク接続を同時にできない事、通信が不安定な事を考慮してファイル共有は止めました。そのかわり、2枚メモリカードを交互に使い、1枚は撮影、もう1枚はtwitterの担当に渡してカードリーダーでノートパソコンに読み込んでもらうことにしました。

写真のサイズは、当初は大きいサイズだけの予定でしたが、縮小に時間がかかるので、twitter用の小さいサイズと、フォトブック用の大きいサイズを切り替えて撮影することにしました。

これらの準備と訓練に、実地で5日くらいを使いました。

 

当日は朝3時起きでした。3時すぎに、車で送り迎えした時は雨が降っていましたが、4時か5時くらいには雨が上がりました。

それから多少は雲がありましたが、7時30分の最大食時刻には、ちょうど太陽が雲の切れ間に入り、雲に邪魔されない写真を撮る事ができました。

ほぼ日本全国で曇りのところ、私たちは雲がかかっていない写真を撮れましたので、非常に運が良かったです。

金冠日食の写真集、フォトブックを、8月のコミックマーケット等で発売する予定です。コミックマーケットに受かっているか分からないので、決まりましたらまた連絡いたします。

 

松浦彰夫 拝

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